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「世界一グリーンな都市」の実現へ

カナダは、環境問題やサステナビリティへの取り組み方で世界の最先端を行く国として知られています。とりわけバンクーバーでは、2020年までに「世界一グリーンな都市」になることを目指し、積極的な環境問題対策10年計画を推進中です。エコやサステナビリティをキーワードにした視察や研修、チームビルディングなどのイベントに、バンクーバーは今、最も注目されている都市と言って良いでしょう。また環境に優しいリゾートとして開発が進められてきたウィスラー、リタイヤ後の暮らしの場として理想的といわれるビクトリアなども見逃せません。

1 世界一グリーンな都市を目指す都市計画

世界一グリーンな都市を目指す都市計画

2009年10月、バンクーバー市は“Vancouver 2020: A Bright Green Future”と題する環境問題対策10年計画を発表しました。
この計画は、2020年までにバンクーバーを「世界で最もグリーンな都市」に成長させようとするものです。すでにバンクーバーは、しばしば「世界で最も住みやすい都市」という評価を受けていますし、北米の大都市の中ではカーボンフットプリント(CFP)が最小であることでも有名です。その優れた環境をさらに理想の姿に近づけるため、グリーン事業を推進して雇用を増やすことなど、経済的な基盤づくりをはじめ、大型廃棄物の削減、建物のエネルギー効率の改善などを進めています。また、2020年までには、温室効果ガスを2007年のレベルと比較して33%削減を目標とし、公共交通網の整備や、ダウンタウンに自転車専用道路を作るなど、具体的な方策が展開されています。バンクーバーは、美しい自然環境と人間との共生の理想的な姿として、エコやサステナビリティをキーワードとした研修や見学などに今、最も相応しいディスティネーションと言えるでしょう。

2020年までに行う目標10項目
  • Green Economy グリーン事業の促進
  • Climate Leadership 環境問題でのリーダーシップ
  • Green Buildings 熱効率の改善など、グリーンな建築を促進する
  • Green Transportation グリーンな公共交通の整備
  • Zero Waste リサイクルを促進し、廃棄物をゼロに
  • Access to Nature 自然と融和した生活
  • Lighter Footprint カーボンフットプリント(二酸化炭素の可視化)
  • Clean Water クリーンな水の確保
  • Clear Air クリーンな空気
  • Local Food 地産地消の促進

2 「便利」より「環境」を選んできた「世界一住みやすい街」

「便利」より「環境」を選んできた「世界一住みやすい街」

世界的に有名な英国の経済誌『エコノミスト』は、住宅コスト、治安、教育環境など、人々の生活に必要なさまざまな要素を比較し、毎年「世界で最も住みやすい街」のランキングを発表しています。バンクーバーは、このランキングで幾度となくトップレベルに挙げられてきました。これは、生活の「便利」や「経済性」を最優先とせず、常に「環境」を選んできた、バンクーバー市民の努力の結果と言えるでしょう。

1886年、バンクーバーに市制が敷かれて最初の市議会で、ダウンタウンに広大な緑地帯を確保することが決められました。これが現在のスタンレー公園です。それ以来、バンクーバー市民は、高速道路を街の中心部に入れない都市計画をはじめ、安全で便利な公共交通網を整備する、緑地帯の確保など、美しい自然環境との共生に熱心に取り組んできました。例えば、ラバーナムの小道で有名なバンドゥーセン植物園も、ゴルフ場が住宅地として再開発されそうになったとき、それに反対した市民たちの運動の結果、緑豊かな植物園として残されたのです。また、市内には毎年鮭が遡上してくる渓流がいくつもあり、渡り鳥の繁殖地として保護されている場所も点在しています。また、バンクーバーをはじめカナダは人種のモザイクと言われていますが、文化も民族も言葉も異なる人々が集まっているにも関わらず人種や宗教紛争などの争いが全くなく、それぞれを尊重しながら暮らしているという点においても、"世界一住みやすい街"に何回も選ばれる大きな要因でしょう。

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3 誰もが心地良く暮らせるバリアフリー都市

誰もが心地良く暮らせるバリアフリー都市

杖をついている人も、車椅子に乗っている人も、誰もが不自由を感じることなく道を歩き、電車やバスに乗り降りできる。これも大切な「環境問題」だとカナダの人々は考えています。バンクーバーやビクトリアなどの市街地はもちろん、ウィスラーなどのリゾート地でも、バリアフリーは街づくりの基本です。ホテルやレストラン、デパートなどの出入り口をはじめ、歩道や駅の構造、バスや電車の座席などにも細かな工夫がされています。劇場、映画館、スポーツアリーナなどでも、車椅子の専用スペースが設けられています。他にも街のあちこちでユニークなバリアフリーの工夫を見ることができるでしょう。都市計画や行政、介護など、さまざまな分野の方々の視察や研修の場としておすすめできます。

なお、介護施設やシニアホームなどの見学の手配も可能です。

4 史上初のサステナビリティを考えたオリンピック

史上初のサステナビリティを考えたオリンピック

2010年のバンクーバー冬季オリンピックは、日本人選手の活躍をはじめ、さまざまな面で日本でも大きな話題になりました。その一つが「サステナビリティ」です。オリンピックの開催は国際交流や経済効果など、数多くのプラス面がある一方、環境や社会に及ぼす影響も少なくありません。特に施設や道路などの建設は環境問題に直結しています。バンクーバー冬季オリンピックでは、新しい施設の建設を最小限に抑えることをはじめ、既存の施設の改築にもエネルギー効率の改善、環境への配慮、オリンピック後の有効利用などが重視されました。例えば、バンクーバー郊外のリッチモンド市に新しく建設されたスピードスケートの競技施設「オリンピックオーバル」では、害虫の被害にあって廃材となる予定だった木材を特殊処理して使っています。またオリンピックに合わせてオープンした新しいコンベンションセンターは、テレビなどの報道陣のメディアセンターして使われていましたが、この建物は、海の生態系に配慮して埋め立てを行わずにフローティングビルとして建設され、海水を冷暖房システムに利用しているのをはじめ、屋根を植物で覆ってエネルギー効率を上げたり、ミツバチを飼ったりと、さまざまなエコへの取り組みが続けられています。リサイクル材を効果的かつ美しく活用している点も話題になりました。

競技場や選手村についても同様です。ルージュやボブスレーなどの競技が行われたウィスラーのスライディングセンターは、今後も選手養成施設や競技場として使われますが、一般にも公開され、スライディング競技の体験ができるようになりました。そして、地熱の有効利用など、建設当初から環境問題を重視して建設されたバンクーバーの選手村は、エネルギー効率の高い理想的な集合住宅として一般に販売され、美しい海辺の遊歩道、公園、コミュニティセンター、ショッピングセンターなどの公共施設を含む新しいコミュニティとして生まれ変わりました。ウィスラーの選手村の一部は、大型のユースホステルとして利用されています。

なお、バンクーバー冬季オリンピックで、もう一つ話題になったのは、先住民の人々のオリンピック組織委員会への参加です。バンクーバーやウィスラーに数千年の昔から住み続ける4つの先住民、スコーミッシュ、リルワット、マスクエアム、ツレイル・ウォウトゥスの人々は計画段階からバンクーバー五輪組織委員会に加わり、大会をサポートしました。大自然との調和を大切にする文化を育んできたこれらの先住民の知恵をオリンピックに生かそうという試みとして、オリンピックの組織委員会に先住民が加わったのは、史上初のことです。

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5 理想的なリゾート開発のあり方を示すウィスラー

理想的なリゾート開発のあり方を示すウィスラー

2010冬季オリンピック会場のひとつとなったウィスラーは、世界屈指のスキーリゾートとして日本でも良く知られています。このウィスラーは、実はオリンピック開催への夢が生んだリゾート地なのです。1960年代初頭、バンクーバーの起業家たちが、1968年の冬季オリンピックの会場となるスキー場を目指して開発を始めました。まったく何もなかった場所に、オリンピック開催を目標として理想的なリゾートを創造しようという、この大胆なアイディアは、すぐには実現しませんでした。しかし、1966年にウィスラー山に小さなスキー場がオープンして以来、「理想のリゾート地」と「オリンピック」という目標は、常に開発計画の基盤でした。そして、2010年、ついにバンクーバー冬季オリンピックが開かれたのです。

ウィスラーは、スキー場はもちろん、ゴルフ場などのアクティビティ施設、宿泊施設や店舗、別荘地、住宅などを含め、常に綿密な計画に基づいて建設されています。環境への影響を極力押さえ、エネルギー効率の問題にもリゾート全体で取り組んでいます。2010年のオリンピックが「サステナビリティ」を前面に押し出したものとなったときも、ウィスラーは迅速に対応しています。リゾート内で使用する電気をクリーンエネルギーで確保する努力や、さらには、難しいといわれる山岳リゾートでのバリアフリー化もほぼ完了しています。また、スキーリゾートとしてだけではく、年間を通じて集客できるリゾートを目指して、スパの充実やゴルフ場の開発、マウンテンバイク専門パークの建設など、理想的なリゾート作りへのチャレンジは今も続いています。リゾート開発、都市開発、バリアフリーなどに関連した視察や研修に特におすすめのディスティネーションです。

6 ローカルフードの理想“100マイル・ダイエット” と“オーシャンワイズ”

ローカルフードの理想“100マイル・ダイエット” と“オーシャンワイズ”

環境問題やサステナビリティを考えるとき、「食」の問題をはずすことはできないでしょう。日本でも「地産地消」や「スローフード」などといったキーワードが話題になっていますが、今、北米各地に広がっているキーワード「100マイル・ダイエット」は、バンクーバーで生まれました。

「100マイル・ダイエット」とは、自分が住んでいる場所から半径100マイル(約160km)以内で生産されたり、獲れたりするものを食べようという、地産地消の食生活運動です。大量の燃料を消費して運ばれるものではなく、住んでいる土地の気候風土に合った、新鮮なものを食べることによって、グリーンでエコな暮らしを実践しようという考え方。2005年、バンクーバーに住むスミスとマッキンノンの二人が、自分たちの体験をもとに本を書いたのが、この運動の始まりです。今では、カナダ全土だけではなく、米国にも広がっています。地元のレストランでも、この考え方に賛同するシェフが増えていて、地元の旬の食材だけを使った特別メニューを用意するレストランも少なくありません。北米のグルメ愛好家向けの雑誌に何度も取り上げられたレストラン、バンクーバーのレインシティ・グリルもそのひとつ。環境に優しくて、しかもとびきりおいしい料理が味わえます。シェフによる詳しい解説付きの「100マイル・ダイエット」ディナーはいかがでしょう。ここだけではなく、バンクーバー、ビクトリア、ウィスラーには、地元素材だけのメニューを用意しているレストランは少なくありません。ケータリングも可能です。

また、バンクーバー水族館の提案で始まった「オーシャンワイズ」も「食」の環境を考える市民活動です。これは、環境に優しい漁獲方法で獲られた旬の魚だけを使った料理を推奨するもの。レストランの入り口やメニューに「オーシャンワイズ」のロゴを見付けたら、シェフがこの活動に賛同している印。メニューの中から、ロゴのついた料理を選ぶ市民も増えています。この活動は、バンクーバーからカナダ全土に広がり、現在2000店以上のレストランが参加しています。

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